2012年に集英社から発売されたDVDマガジンの第22巻です。冊子とDVD、必殺技カードが箱に収められて販売されていましたが、箱とDVDケースはなく、冊子とDVDディスクとDVDケースラベル、および必殺技カードのみのご提供となりますので写真でご確認ください。いずれもクリアファイルに収めて保存しておりましたので目立った傷や汚れはありませんが、あくまで中古品ということと、上記の提供形態についてよく御理解の上でご検討ください。

収められている試合は写真の通り、新日本対UWFの5対5勝ち抜き戦プラスαです。
勝ち抜き戦は思わぬ伏兵が活躍、というパターンが多いですが、この場合は3試合戦った木戸でしょうか。ただ、フィニッシュが脇固めでもキドクラッチでもないのが残念。後のWAR天龍戦での活躍ほどのインパクトはありません。
獣神の中の人は若くてあどけなさも残っています。全身タイツだとわかりにくいですが、さほど大型とはいえない高田と比べてもこんなに小さいんだと再確認しました。ここから橋本と渡り合えるくらいのパワーを身に付けるまでになったのですから、相当な鍛錬を積まれたのだと思います。
大将戦の藤波対前田ですが、藤波はその前の藤原戦のダメージもあってどうも釈然としない結末になります。しかし今から思えばこれが1ヶ月後につながる訳で、これがDVDに最後に収められているプラスα、1986年IWGP公式戦の藤波対前田です。
この試合、私は会場(大阪城ホール)で観戦し、今でもそのときの光景を鮮明に覚えています。ゴリゴリのU党になっていた私はもちろん前田を全力で応援しましたが、U党の応援は「蹴り◯せー！」などという物騒なものばかりでしたね。容赦なく前田が蹴って蹴って蹴りまくり、藤波がそれを受けて受けて受けまくります。今見ればそれを見事にプロレス的にしてしまう藤波が、如何に凄いかがわかります。試合後は前田の名言「無人島だと思ってたら〜」が誕生し、同年のプロレス大賞ベストバウト賞受賞のオマケ付き。新日本プロレスの歴史でも屈指の名勝負だと、今でも思っています。