「アップフロント」

デヴィッド・サンボーン



デヴィッド・サンボーンは多彩な面を持ったサックス奏者だ。ギル・エヴァンスとの共演に代表されるゴリゴリのジャズからポップ・スターとの共演まで、その活動は多岐に渡っている。そのため彼のリーダー作は実にさまざまだが、ストレート・アヘッドなジャズより、R&Bテイストの演奏に真価を発揮するように思う。彼のルーツはR&Bなので、そのほうが専売特許の泣きのサックスが生きる。

この1992年発表のエレクトラ第2作は、本来のスタンスに戻ってファンキーかつブルージーな演奏を繰り広げていて、やはりサンボーンはこれでなくっちゃという事で、まさに水を得た魚のようだ。プロデュースはマーカス・ミラーb。ハイラム・ブロックg、スティーブ・ジョーダンds、リチャード・ティーpといったところが脇を固めており、エリック・クラプトンgもゲスト参加している。1992年 Electra Entertainmentからリリースの輸入盤。



1.Snakes

2.Benny

3.Crossfire

4.Full House

5 Soul Serenade

6.Hey

7.Bang Bang

8.Alcazar

9.Ramblin'



jazz・CD・0707