◆「菜の花の沖縄日記」坂本 菜の花
ヘウレーカ/2019.8.初版1刷/2020.7.5刷
定価: ￥ 1,760

　石川県珠洲市出身の坂本さんが15歳の時、沖縄の珊瑚舎スコーレという学校に入学と同時に北陸中日新聞での連載をまとめた作品です。

　戦争に端を発する基地問題など、純粋な心で書かれた文章を読むと心が洗われるような気がします。

　「月を見上げて生きよう」では、バイト先のマスターの発言が印象に残ります。
「昼は厳しい父のような太陽に照らされて、もう生きているのが嫌になる。でも夜ね、優しい母なる月を見たら、あぁ明日も頑張ろうかな、と思うのよ」

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