もう10年も前の事なんやぁ…と呟くなり、しばらく読むのを留め置いていた小説の栞代わりとなっていた、故ジョニー・ウィンター最期の日本公演を観に行ったときのチケットの、この半券を止め処なく涙しながら小一時間程も見つめ続けてしまった(T_T)

不躾にも、ジョニー・ウィンターを崇拝しながら、その彼の公演チケットの半券を栞代わりにするとは言語道断だぞ、と憤りを顕わにされる方も数多おられることだろうが、この私たるや有りと有らゆるアーティストの公演に足を運んだものの、この１枚を除く全ての半券を持ち帰ったりしなかった輩なのだ(-_-#)
まっ、自分の意識の外にある何かしらの思惑があってな事と、ここにおいてはそうしておこう…が、何故この１枚だけを持ち帰ったのか、とんと要領を得ないのである^_^;

まさか、とは思う（思いたい、か？）が、何かしらとてつもない力、喩えば神様の御啓示とか、もしくは悪魔に魅入られかしたとかいった類が作用しての事だとしか考えられないのだ(-_-;)
私のことだから、それが神様の御啓示だったとしても悪魔の悪戯だったとしても、「オカルト好きでありながらも全く信じてはいない」という酔狂人だからこその葛藤に揺れることになり、そう、お決まりのパターンに嵌まってゆくのだろう、あの忌まわしき妄想に耽っては混沌たるを潔くするというヤツであるのは言うまでもない…って、私たるやはいったい誰に向かって言い募っているんだろうか(￣△￣)
このカテにおいて座を為すなんて初めてのことなんだから、ここの常連さん達にとっては知る由もない与太者に過ぎないだろうからね(>.<)

どうも話の筋が脇道に迷い込んでしまうような気配がしてきたので、そそくさと本論へと戻ろう^_^;
私の勝手自儘な感慨に言及を潔くすると、要するに私という与太者かつ頓珍漢にとって、この半券は最早のこと“宝の持ち腐れ”であることが判明したのである…その証拠に、この半券が私に齎すものは“メモリー”とはならず、ただただ鎮魂歌を捧ぐための道具で、前述した“宝の持ち腐れ”たるを象徴してしまう“遺物”になってしまうからなのである(*≧Δ≦)
それ故に、これを“お宝”として称えながらに、一つの記念碑としてお持ち頂ける方にお譲りしたく思い、惜しみを堪えて出品させて頂く次第でありますので、なにとぞ宜しくお願い致した…