東の「レート」西の「クラブ」と言わせしめた、大正、昭和の2大化粧品メーカーの一つのレート
のCREME DE LAIT

明治４２年（1909年）に株式會社 平尾賛平商店が発売した肌クリームの瓶です。
蓋の(CREME DE LAIT)のエンボスはフランス語で書かれており、直訳すると、「牛乳のクリーム」と訳されましょうか。
白さが何とも言えない色合いです。

ミルクガラス瓶で、高さ54mm、瓶底59mm　

瓶にはブリキの蓋が有り(全高さ57mm)、経年劣化で錆びがあります。
瓶にはラベルはありません。参考資料(写真9)はあったはずのラベルありの姿の写真です。

かつて「東のレート、西のクラブ」と呼ばれたレート化粧品（平尾賛平商店）は残念ですが、1954年（昭和29年）解散しており、この姿を見ることはできません。

瓶は丸い窓２つのタイプです。窓の横に飾りのエンボスがあります。
昭和初期に丸い窓４つタイプから、丸い窓２つタイプにデザインが変更されました。

種別···瓶・缶・容器

種別···ガラス瓶

材料・素材···ミルクガラス

☆おまけ

タンゴドーラン古いガラス瓶戦前化粧品アンティークビンテージ
高さ６7×横６0mm
経年による汚れやワレがあり、洗浄中に一部が剥がれおちました。
補修を行い、おまけとして同封いたします。

底にはラベルとエンボスがあります。
　　＊ラベル
日本発売元　
大阪市東区南久宝寺町三丁目五ノニ
　　　宇野達之助謹製
＊エンボス
　　　ＲＥＣ・ＤＥＳＩＧＮ　NO 41651
海外から輸入して、販売されていた物と思われます。