ワルター全盛期最後の名演！　モーツァルト交響曲選集(4CD)

交響曲は第25、28、29、35、36、38、39、40、41番を収録。モーツァルト演奏の第一人者として知られた巨匠指揮者ブルーノ・ワルター（1876-1962）のモノラル後期の名演集。力感と艶やかな表情、うねりを兼ね備えた素晴らしい演奏揃いで、ここで聴くことができる充実した精力は最晩年の再録音にまさるもので、ワルターの本質が柔和一辺倒のものではけしてなかったことを教えてくれます。1957年には公的な演奏活動から退いてカリフォルニアに隠棲してしまった（その後はレコーディング活動のみ）ワルターとしても、これは全盛期の最後の姿を記録した貴重な録音といえるのではないでしょうか。リマスターも大成功です。

・モーツァルト：
①交響曲第25番 ト短調 K.173
②交響曲第28番 ハ長調 K.200
③交響曲第29番 イ長調 K.201
④交響曲第35番 二長調 K.385『ハフナー』
⑤交響曲第36番 ハ長調 K.425『リンツ』
⑥交響曲第38番 二長調 K.504『プラハ』
⑦交響曲第39番 変ホ長調K.543
⑧交響曲第40番 ト長調 K.550
⑨交響曲第41番 ハ長調 K.551『ジュピター』
⑩歌劇『フィガロの結婚』序曲
⑪歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』序曲
⑫歌劇『魔笛』序曲
⑬セレナード第13番『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』K.525
⑭フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調 K.477

ニューヨーク・フィルハーモニック④⑥－⑨
コロムビア交響楽団①－③⑤⑩－⑭

ブルーノ・ワルター（指揮）

録音：1953～1956年