ササユリは中部地方から西に分布するユリです。

’歩く姿は百合の花’といわれるように、立ち姿が美しく、白～うす紅色の香りの良い花を咲かせます。

　自然のササユリは野草として各地に自生しており、万葉の時代から里山の花として 多くの人に愛されてきました。しかし、近年、里山が利用されなくなってから、樹木や野草に覆われたり、鹿や猪、うさぎなどの動物に食害されたり、 乱獲されたりして希少になってしまったそうです。

　お送りできる木曽のササユリは（写真2、3）播種後3回の夏を経過した3年目の苗、6個体＋です。写真1、4、5　は木曽のササユリ、開花期の様子です。草丈は50～100cmで、葉はやや広く、うすい覆輪になります。



　ササユリは種まきから開花まで６，７年かかります。お送りする苗が開花するまではあと数年かかりますが、開花後、花柄、さやを取り除けば毎年、花数が多くなり、長く楽しむことができます。

　ササユリは、春は日照は好みますが、夏は明るい半日陰で栽培します。年々、球根が大きくなり、展開する葉の変化の様子など、その成長も楽しみです。害虫（アブラムシやコガネムシ、ナメクジなど）や小動物の食害に注意すれば、栽培は比較的容易です、