①ブラームス：ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品77　

②シベリウス：ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47



ジネット・ヌヴー（ヴァイオリン)

指揮:イッサイ・ドブロヴェン①

ワルター・ジェスキント②

フィルハーモニア管弦楽団

録音:1946年



不世出の名ヴァイオリ二スト、ヌヴーが26〜27歳の時に残した名録音です。清らかな高潔感、格調の高さと強靭な魂が宿ったブラームス、暗い情念が烈しく燃焼し、大きく起伏するフレージングが見事なシベリウス 、どちらもスケール豊かで情感に満ちた名演です。



ヌヴーは15歳の時にヴィエニャフスキ国際コンクールで優勝、その時に第2位だったのが大ヴァイオリ二ストのオイストラフ、そして30歳の時に飛行機事故で亡くなるなど、彼女を伝説にする材料はいくらもありますが、残された録音こそ、彼女が伝説となるべき名演奏です。ブラームスのヴァイオリン協奏曲には1948年録音の名盤(指揮:イッセルシュテット)もありますが、シベリウスはこれが唯一だと思います。



70年以上前の録音なので当然モノラル録音ですが、鑑賞に支障のある音質ではありません。広くオススメしたい名録音です。



初期国内盤【廃盤】帯無し、盤面傷無し　13

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