1941年（昭和16年）、日本海軍は艦上爆撃機（急降下爆撃機）と攻撃機（雷撃機）の統合を計画、「十六試艦上攻撃機」として愛知航空機に開発を指示しました。すなわち、１機種にて艦攻艦爆を兼ね、水平爆撃・急降下爆撃・雷撃が可能な機体が目標とされましたが、戦局の悪化と共に開発は難航します。母艦の減少により海軍航空隊自体が艦隊配備から陸上配備へと変化するに当たり、艦上攻撃機である流星の開発は遅れ、量産と実戦配備は僅かな数に留まりました。写真は愛知航空機で完成した十六試艦攻で、試製流星と命名されています。



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