「三蔵辨解（三臓辨解）」岡本一抱 手書き稿本◆東洋医学 中国医学


江戸時代の医者にして多くの著作を遺した岡本一抱の『三蔵辨解（三臓辨解）』です。

書名の通り、三蔵について詳細に論じた稀有な著作です。


出品はかつて非常に入手が難しかったこの書籍を、手書きで複写して
復刻したものです。

もとは昭和18年（1943年）年に東邦医学会が作成したものですが、
出品はそちらを裏表複写して、和本の体裁のノート調に作成したものです。


複写が現在のコピーのように精巧ではなく、一昔前の、黒い筋が出て、文字が少し浮き出るような体裁の印刷です。

書き込みなどから、おそらく実際の講義に際して作成、配布して用いられたものと思います。

戦中までは遡らないと思いますが、かなりの経年があるお品です。

岡本一抱の著作をお集めの方に、ぜひどうぞ。


注意事項

上記のテキストを複写して作成した復刻本です。

本文は裏表複写になっており、糸綴じの和本の体裁で、表紙を厚紙にして
ノート調になっています。

本文の前の方に実際に講義を受けるなどしながらであろう
書き入れが多数あります（画像）。
むしろ本文読解を助けてくれるものが多いです。

やけが全体にありますが、文字は普通に読め、全体に状態は悪くないです。