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サイズ　横最大3.5㎝　縦最大4.3㎝　　装飾　磁器に金メッキと磁器の装飾　裏面にカン付き（内径2㎜×3㎜程度）　状態　エクセレントヴィンテージ　1998/RENOX刻印あり　



こちらはビンテージとしては比較的新し目の、レノックスのボーンチャイナのブローチです。レノックスは1889年から、アメリカでセラミック・アートの会社として始まり、当初は少数精鋭の職人たちで、ユニークな芸術品寄りの、アメリカン・アート陶器の製造を行っていました。その後段々会社が大きくなり、時代と共に買収されたり吸収合併したりを繰り返しながら成長し、現在に至っては、食器などのテーブルウェアを主に製造する会社として続くアメリカのブランドです。自社のボーンチャイナ工場は、アメリカで唯一最後まで残っていたのですが、２０２０年にコロナの影響で、残念ながら閉鎖となってしまったようです。さてこの素敵なボーンチャイナのブローチですが、艶のある釉薬で覆われた象牙色で美しい「レノックス・チャイナ」と呼ばれる素地に、大変細かな装飾が施されていて、赤。青、緑の小さなドット部分は、色合いといい、立体感といい、まるで本物のカボションの宝石を埋め込んでいるようにも見えます。又、ハートの模様部分やリボン部分のゴールド色は、他のゴールドメッキのブローチと並べてみると、明かに滑らかさが違い、本物のゴールドにより近い質感と色合いです。磨きとメッキの技術だと思うのですが、もしかしたらレノックスの食器などと同じ、24金メッキなのかもしれません。裏面には紐やチェーンを通すカンが付いていますので、細いベルベットのリボンやシルクコードなど通してチョーカーや、或いは鎖でペンダントとして楽しむことができます。レノックスのアクセサリーは日本ではあまり市場に出回っていません。