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国文学 解釈と鑑賞

至文堂

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1997年11月号

目次

特集 徒然草--新たな読みの可能性を探る

歴史学から見た徒然草 / 五味文彦

兼好法師伝 / 桑原博史

徒然草の世界

　徒然草と時代思潮 / 久保田淳

　徒然草に見る仏教 / 松本真輔

　徒然草にみる神道 慈遍との関連から / 小峯和明

　徒然草に見る自然観 / 岐美格

　徒然草に見る人間観 / 三木紀人

　徒然草に見る趣味観--兼好と鎌倉的なるもの / 浅見和彦

　徒然草の説話--唱導と説話 / 山下哲郎

　徒然草と有職故実 / 山極圭司

　徒然草と類書 / 村上美登志

　金沢文庫と徒然草--金沢文庫の『徒然草』関係資料を中心に / 中野雅之

徒然草の享受・影響

　徒然草と太平記 / 武田昌憲

　徒然草と能・狂言 / 岩崎雅彦

　徒然草と中世小説 / 吉澤貞人

　徒然草注釈書の世界--中世 / 齋藤彰

　徒然草注釈書の世界--近世以降 / 島内裕子

　徒然草の伝本 / 齋藤彰

　徒然草と中世和歌の世界 / 島津忠夫

　歌人としての兼好法師 / 稲田利徳

　徒然草の語法 / 山口明穂

研究のための手引き

　徒然草研究の軌跡と展望 / 島内裕子

　徒然草研究文献目録抄 昭和六十年以降

　「徒然草」・兼好関係年表 / 林雅彦

新刊紹介

　溝口雄三著『一語の辞典公私』 / 多田一臣

　小室善弘著『文人俳句の世界』 / 関森勝夫

　野山嘉正編『詩う作家たち 詩と小説のあいた』 / 栗原敦

　高橋博史著『芥川文学の達成と摸索--「芋粥」から「六の宮の姫君」まで』 / 杉本優

連載 鷗外 その出発(57)『伝奇トーニー』の「末段」 / 竹盛天雄

探照燈 現代名家文選 / 谷沢永一

連載 日本語学 日本語とタミル語の関係(178) / 大野晋

消えゆく美しい文字を紹介 シンポジウム「中国女文字と女性文化」を開催 / 遠藤織枝