室生朝子 「父 室生犀星」 初版本・昭和46年・毎日新聞社

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私の前に、父の残した作品の大きい山が、立ちふさがっている。この書物一冊をあらたに書き終えたあと、山の裾の方に小さい洞穴があいただけである。俳句、詩、随筆、小説、そして二百首ほどの短歌、すべてこれらについて、私は初出の作品に興味を持つようになった。それらが単行本に収録された場合、初出の作品と照らし合わせる必要を感じている。このような意欲を刺戟したきっかけは、この書物を書きはじめてからである。家庭的、年齢的に、私にとってひとつの転機にある現在、父をしみじみ思い出しながら、記憶をたどり、国会図書館、近代文学館、金沢の新聞社に通いながら、三百五十枚を脱稿した時は、盂蘭盆の入りの日であった。そして迎え火を焚きながら、私はしばらくぼんやりとしていた。深い疲労が全身に一杯であったが、私は次にするべき仕事の段どりを、考えはじめていた。
七十三年の父の一生については、まだまだ書かねばならぬことは多い。そして人間がその人に
与えられた一生を終わり、後に残った者が、それらを書き記していくとき、そこには記憶の現実しか存在しないし、私の立場としては客観的に書かねばならないことのむずかしさを、つくづく感じた。だが今度、私はある距離をおいて、今までよりは、つきはなして、父を観察し、そして文章を綴ったつもりである。
父の残した「全作品」という偉大な遺産を、私は私なりに、作品を中心にして、今後も出来得る限りの力をもって、理解し調べることに、専念するつもりである。
なお、引用文はすべて原文のままにし、事実の間違いも訂正せずに発表しました。
昭和四十六年盂蘭盆の日
室生朝子

(あとがきより)

●出生
多くの疑問につつまれた誕生から、文学に眼覚めるまでの波乱の幼・少年時代
●犀星と伊豆
いくたの、詩歌に詠まれ小説の舞台となった伊豆。
詩人の見、感じたその自
然は!
●父と詩人達
孤独だったその生で、
酒をくみかわし、談論風
発したありし日の交友!
●野田山墓地
ふるさとの街・金沢。
生、恋いこがれた生母のかたわらで永遠に眠る。
●父と庭
花鳥風月をめでた詩人の、特に丹精こめた庭作りの
かずかず。
●晩年
著者をして”完全犯罪”とまで言わしめた晩年の女性関係は…?
(質問合計:0件)
目前沒有任何問答。
cyndi0082
2017-06-10 10:01
テレビ付きですか?
chan_ta55
2017-06-12 18:41
ご質問ありがとうございます。地上デジタル・BSデジタル・110度CSデジタル放送対応(4チューナ搭載)です。ご検討の上、よろしくお願いいたします。
savugaz1985917
2017-06-11 12:24
テレビ付きですか?
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