本当にラスト2曲のテイクがすごくいいんです！
音質も良いです。

マジック　アンド　ロスの発売に合わせたツアーのLIVE CDです。アルバム自体の売れ行きは良くなかったようですので当時のLIVEもなかなか手にしたいとは思います。しかしこのライブ、すごいです。
セットリストはマジックアンドロスからとニューヨークからが入っており、最後にワイルドサイドを歩けとサテライトオブラブと続きます。

一曲目のハリーズサーカムシジョンは6分を超える曲です。始まりからギター一本でルーが弾き語りしめす。歌うというより語っているような歌い方で静かに進んでいきます。そして最後の1分間でドラムが入りバンド演奏になります。このクライマックスが印象的で、まるで我慢に我慢を重ねた上に最後に解放される！という感じです。
マジックアンドロスのアルバムではあまり気にならなかった曲ですが、これを聴いて改めてアルバムを聴き直すことになりました。

ハイライトは最後のワイルドサイドを歩けとサテライトオブラブです。
レジェンダリージミースコットがバッキングコーラスで参加しているからです。

ジミースコットはレコード会社に不遇の扱いを受け、やっと66歳でジャズ界に登場しています。
それまでにも評価は高かったのですが、こういう扱いをされて残念です。
レジェンダリージミースコット　伝説のJAZZジンガー。ワイルドサイドを歩け、サテライトオブラブでのバッキングコーラーラスはとても個性的で、独特の高音のボイスでルーのボーカルを邪魔することなく、それでいて絡んでくるというか、素晴らしいセッションです。

私はこれまでワイルドサイドを歩けとサテライトオブラブのLIVEバージョンを色々きましたが、断然このバージョンが一番だと思います。
ルーはとってもリラックスして歌っています。ゆっくりと流れる穏やかな曲調。ルーとジミーの掛け合いが最高です。ジミーはこの当時は80歳を超えていると思いますが。年齢を超えて伝説を残しました。もしよかったら聴いていただけると嬉しいです。
なお、このCDはパソコンに取り入れるために一度使っただけのもので商品は状態は良好です。

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