1964年（昭和39年、東京五輪の年）に発売された興和の広角28mmレンズ搭載の「コーワSW（スーパーワイド）」です。ピントは目測ですが絞りをF8、距離リングを3m（いずれも赤く表示されてます）に設定しておけばスナップ撮影でだいたいピントは合います。露出計はついていませんが、ネガフィルム、スマホの露出計アプリ等を使って「だいたいこれくらい」の設定で問題なく撮影できます。



外観は使用に伴う擦れが認められますが、大きな傷や凹みはありません。

レンズには目立った傷やカビはなく、撮影像は「さすがコーワのレンズ」と思わせてくれるものです（図10；実写例）。

ファインダーには、とり切れなかったカビ跡、チリの混入がありますが、撮影時に大きなストレスとなる程ではないと思います（画像9）。

鏡筒は少しゆるく感じますが、ピントリングの動きはスムーズで1m、3mのクリック感はしっかり残っています。

シャッター速度リング、絞りリングの動きに問題を感じるところはありませんでした。

シャッター速度は設定値に応じて変化し、実撮影で大きく露出を外すコマがなかったので許容範囲内と思います。

フィルムの装填、巻上、巻き戻し、フィルムカウンターに不具合を感じるところはありませんでした。



画像10はカラーネガフィルムを用いて、スマホ露出計でだいたいこれくらいの設定をして撮影、自家現像、家庭用スキャナで取り込んだ実写例です。



#昭和の銘品



同梱品：カメラ本体、キャップ(汎用品）、



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