■画　題■　「掛け軸　法隆寺　救世観音　夢殿　野村雪草」　



■寸　法■　幅（約）７０.５cm× 丈 １９１cm （軸先寸）尺八立 　　　 　　



■略　歴■　野村雪草（のむら せっそう）



日本画家。師は父の雪草。



昭和２５年 岐阜県に生まれる。



無所属・古画研究家・日本画塾主宰。



県展入選・各展入選。



仏画・花鳥・龍虎・人物を得意とする。



美術年鑑掲載。





こちらの掛け軸は、野村雪草 画伯の真筆でございます。



状態は良好で、美品です。



軸先：金メッキ金軸。　箱書あり。



共箱、タトウ箱付。





～救世観音（ぐぜかんのん）とは？～



法隆寺夢殿の本尊「救世観音」は、およそ１４００年前に造立された、日本に現存する最古の木造彫刻のひとつです。



腰高のすらりと優美な立ち姿と、くっきりした目鼻立ちに独特の笑みが印象的なこの観音さまは、法隆寺に残る記録から聖徳太子等身大の像として伝えられてきたことがわかります。



「救世観音」の「救世」とは、「衆生を苦しみの世から救う」ということを意味します。





～夢殿（ゆめどの）とは？～



法隆寺東院の正堂で八角円堂です。



伽藍（がらん）創立時の創建で、屋上の露盤宝珠などに天平の面影を残します。



聖徳太子が≪法華義疏≫等の作成中、夢に金人（きんじん）が現れて教示を受けたという伝説から斑鳩（いかるが）宮の太子の居室の跡と伝えるこの堂に夢殿の名がつきました。