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仁清生地に鱗模様が三段にわたって描かれているお茶碗です。下の方は黒い釉薬で、帯のようになっており、雅なデザインです。

うろこ文様は三角形が交互に入れ替わって、互いに地と模様の部分を構成する幾何学的な模様です。
うろこ模様は蛇を表し、呪術的な意味があります。蛇は脱皮して龍となるという信仰に結びいて、身の厄を落とし再生するという意味があります。

古い時代の能装束の唐織の地紋にも多く、江戸時代には厄除けの文様とされました。


鱗(うろこ)模様が、古の時を越え、現代にも存在する模様となっているのは、今では色々な治療が受けられ、治すことができますが、古の時代は、病気や災難に遭わないように、 どうにか大事な体が守られますように、と願う気持ちが、祈りにも似た思いが文様に込められています。そう思うと、このお茶碗の紋様も違って見えます。

目立つ汚れ、ワレ、欠けはなく、中古品にして、きれいな状態ですが、中古品であることをご理解の上、完璧なものをお求めの方はお控えください。また、こちらのお茶碗が入っていた箱はございませんが、割れないよう、細心の注意を払い梱包いたします。
ご検討、よろしくお願いいたしますm(_ _)m

☆サイズ☆
直径約12cm
高さ約7.5cm
箱/なし