江崎誠致　えさき まさのり
1922年1月21日 - 2001年5月24日
小説家。福岡県出身。
フィリピンでの戦争体験を題材にした『ルソンの谷間』で直木賞受賞。囲碁愛好家としても知られ、呉清源などの棋士の評伝やモデル小説もある。

名人碁所
江崎誠致著
新潮社　1982年9月　初版発行
四六判　定価1,200円　225P

　本因坊道悦が安井算知と幕府の重職「碁所」の座をかけて命がけの二十番＊３セットの六十番碁を打つ話。
実際に打ったのは二十局。
囲碁を打たない方でも、時代小説を楽しむ感覚で面白く読めると思います。
囲碁の対局の内容は少しだけ出てきます、碁が分かるとより愉しめます。


碁悦同衆
江崎誠致著
立風書房　1884年12月　初版発行
四六判　定価1,800円　278P

　１編が見開き2ページで構成されているので、読みやすくなっています。
第1章　「勝負のかたち」　32編
第2章　「勝負のすがた」　33編
第3章　「碁のなかみ」　　29編
第4章　「碁のはなし」　　33編

長い間、囲碁界との交流があり、多くの棋士達と深く交友があることが分かります。

＊囲碁の勉強の合間に、少し脳を休めてはいかがでしょう。


　経年によるやけ・しみ等があります、写真をご覧ください。

　古書籍にご理解いただける方の利用をお願いします。