明治から昭和初期に活躍
田中恭吉の代表作です。
大変貴重で中々市場には出ていません。私も初めて見た作品でした。
価値を分かる方に譲りたいと思います。展示会で購入した物だと思いますが、和紙に印刷してる物だと思いますが、当方も素人なので詳しくはわかりません。

サイズ　縦約15cm✖️横約10cm
台紙サイズ　縦約15cm✖️横約21cm

中古となりますので、少し曲げがあります。が、全体的には、キレイだと思います。

完璧を求める方はご遠慮下さい。
約26年前に購入した物かと、思います。お爺さんの家で見つけた物です

詳細

1892(明治25)年に和歌山で生まれた田中恭吉は、18歳の春に画家を志して 上京し、

白馬会の洋画研究所で学んだのち、東京美術学校に入学しました。

当 時は、雑誌『白樺』などによりゴッホやムンクといった西洋美術が盛んに紹介され 始めるとともに、

個性豊かな作家が次々と現われた時期にあたります。



田中恭吉も そのような時代の熱気のなかで、創作活動に情熱を燃やし、ペン画や詩歌、木 版画に自らの表現を追求しました。

竹久夢二と行動をともにしたり、回覧雑誌を 仲間と発行するなど、いわゆる画壇とは別の場所に活路を見出していきます。



多くの可能性が見え始めた1913(大正2)年の秋、突然病魔に襲われた田中恭 吉は、

翌年郷里に戻り、孤独な療養生活を送ることを余儀なくされます。

しかし、 彼の制作意欲が衰えることはありませんでした。



より体力を消耗せずにすむペン 画や詩歌を中心としながらも、9月に公刊された『月映』のために作品を制作し、

1915(大正4)年に23歳で亡くなるまで、郷里にあって新たな表現を模索し続けま した。

田中恭吉が、短い生涯のなかで、生と死を真正面に見据えて削り出し た作品の数々は、

今日に生きるわたしたちにも多くの示唆を与えるにちがいありません。