第二次大戦後の歴史学に大きな変革をもたらしたアナール学派の歴史を、その誕生から現在まで、リュシアン・フェーブルやマルク・ブロック、デルナン・ブローデルなどの仕事をたどり、さらに、彼らの仕事の国際的な影響にまで視線を伸ばした最良の概説書です。著者は、自身、ルネサンス研究や民衆史研究などで多くの成果を持ち、英語圏で最も重要な歴史家の一人であるピーター・バーク。翻訳は大津真作氏です。アナール学派のレガシーに関心のある方にとっては必読の書物でしょうし、歴史学の現在地を考える上でも基本的な文献の一冊と言っていいと思います。



岩波書店から1999年に出た初版本です。



経年からくる使用感は若干ありますが、1999年の本としては極めていい状態の美品で、カバーは薄い透明プラスチックで包まれて保護されています。どこにも目立つ傷や汚れや書き込みはありません。この状態での入手はほぼ不可能な一冊です。写真でご確認ください。



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