高橋睦郎
初の書き下ろし長編小説
「善の遍歴」(古書)
著者・高橋睦郎
発行・新潮社
発行日・1974年昭和49年11月15日
当本・二版　昭和50年2月15日
<挿画>横尾忠則
<帯び付き>

高橋睦郎(たかはしむつお)
1937年12月15日生・86歳没
日本を代表する詩人、歌人、俳人
文化功労者、日本芸術院会員
<主な受賞歴>
高見順賞、紫綬褒章、日本詩歌句協会賞、現代詩人賞などなど
生誕の九州八幡市から上京し職を転々としながら広告の世界へ、コピーライターなどの職歴のあと、詩、歌、俳句の創作へ、蜷川幸雄とのギリシャ神話の台本制作、小説など手掛ける。
この長編小説「善の遍歴」は、自身の過去と繋がる九州を出て喧騒の大都会東京で彷徨する少年ゲンの物語です。
華厳密教の世界を背景に少年ゲンを高橋睦郎の詩人の感性で描く反時代小説です。
また、昭和時代の芸術分野を鋭く切った新進気鋭やベテランのペンによる隠れた愛読書とされる「話の特集」ファンには垂涎の高橋ワールドと思います。中でも、高橋睦郎の仲間とも言える横尾忠則が挿画を担当していますのも貴重な本となります。

(帯)の記載
めくるめく男性愛世界の遍歴、少年、ホッカイゼンザイがたどった倒錯と快楽の数々・・著者初の力作長編小説。
<帯の裏の記載は写真3を参照ください>

1975年の発行ですから凡そ半世紀前の本となりますので古書としてご理解願います。尚、汚れキズ等はありませんが、本編のページが紙やけしております。
高橋睦郎ファン、研究、詩、短歌、俳句、日本着物家、話しの特集ファン、そして横尾忠則ファンの各方々にはおすすめとなります。
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