京塗広蓋　磨定紋蒔絵本金尺5寸　
織匠特選　定価138000円
外寸　縦33☓横45☓高6cm

　
写真4枚目の通り外箱の和紙にはカビが生え激しく傷んでます。箱の枠もやや外れています。
広蓋本体自体は新品です。

磨定紋蒔絵について
広蓋弐用いられる定紋の磨きについて
一般に蒔絵の手法として漆製品には定紋が描かれる場合（全て手書きにより、針先の様な細筆にて描き、その上に金粉を蒔き仕上げられる）に消金粉蒔絵、丸金粉蒔絵に分かれますが、消しの金粉をまいたままに対し、平及び丸粉野場合は、金粉の粗粉な（金の粉子が厚く丸い）を使用し、漆でもって積み上げながら、丁寧に摺漆をかけ、その表面を石粉あるいは油研石粉、朴炭等を用いて磨き上げます。使用される金粉が粗くなるほど、重厚な仕上がりになります。この手法は漆製品の高級な加飾法として用いられ、磨蒔絵と呼ばれます。日本の誇る素晴らしい工芸の世界です。