お勧めの2冊をセットにして‼️
以下、この2冊がいかに良いかを自分なりに書いてみました。

【かさじぞう】本書は、初版は1966年で、瀬田貞二氏の再話、赤羽末吉氏の挿絵による絵本です。

代表的な日本の昔話の一つで、たくさんのバージョンが絵本になっている『かさじぞう』ですが、絵本としては、この本が1番世界観をあらわしていて、味わい深いと感じます。

普通に生活していると、ともすると忘れてしまう、誰かのお役に立って「嬉しい」と感じる心。

見返りを求めずに与えることで得られる、満ち足りた心地よさを、素朴な絵となまりの入った温かな文章から感じとることができます。

寒い季節にぴったりの昔話。小さなお子さんから大人まで、ぜひ声に出して読んで見てください。

【おしいれのぼうけん】
ふるたたるひ たばたせいいち さく

娘が保育園時代「ねじゅみばあしゃんよんで！」としきりに繰り返していた絵本です。
77ページにも及ぶお話ですが、子ども心に響く展開と、何度も現れる怖い「ねずみばあさん」の存在が、ハラハラドキドキ引き込まれて、飽きさせません。主人公の男の子二人が正反対の性格ゆえに協力して恐怖を乗り越える姿が、子どもたちに共感されるのかもしれません。

娘が独立した今、絵本を読み聞かせしていた時間がいかに贅沢で豊かなひとときだったか思い知ります。
2冊セットで、ぜひ親子で楽しんで読んでみてくださいね！

古本であるため、多少の傷や汚れ、折れなどがございますことご了承の上よろしくお願いいたします。