坂本龍一「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」

「命が尽きる瞬間まで新たな曲を作りたい」
世界的音楽家の最後の言葉。

著者 坂本龍一 (2023年3月28日 没 71才)
発行 2023年6月20日
発行所 株式会社 新潮社 購入価格¥2,090

2020年12月余命宣告を告げられた。
自らに残された時間を悟り語り始めた。
創作、社会運動を支える哲学、坂本家の歴史と
家族に対する思い、ガンと共に生きること、
そして自分が去ったあとの世界についてー。

幼少期から57才までの人生を振り返った
「音楽は自由にする」(2007年)を継ぎ、最晩年までの足跡を未来に残す、決定的自伝。
著者の最期の日々を綴った盟友・鈴木正文に
よる書き下ろし原稿を収録。

音楽性は幅広くクラシック音楽が根幹にあり
民族音楽、ポピュラー音楽(特にテクノポップ)
にも造詣が深かった。シンセサイザーなどの
電子機器を駆使した実験的音楽で、高い評価を
受けた。
1987年には日本人で唯一アカデミー作曲賞を
受賞しており、映画音楽でも世界的に評価されている。
晩年はガンとの闘いが続いたが最後まで音楽作りに情熱を注いだ。

坂本龍一が好んだラテン語の一節。
「Ars longo, vita brevis」
「芸術は長く、人生は短し」
↓
「人の命は短いが芸術作品は死後も後世に残る」
ということわざ。

既成の価値観にとらわれず、やりたいと思った
ことは全力で取り組んだ坂本龍一氏★
理知的でニックネームは「教授」。素敵でした★

状態は一読だけで大事に保管してましたので
美品です♥︎