1930年頃の米国Vidrio Products Corporation社のウランガラス製の扇風機と煙草ライターです。

どちらも稼動し、今まで日本の骨董市場では見かけたことはないので、珍品です。



１）扇風機

1930年頃の米国Vidrio Products Corporation社のウランガラス製の扇風機です。

高さ約28cm、直径約22cm。重さ約1.7kg。

多少ノイズが出ますが、100Vのコンセントにさせば稼動します。

米国の電圧は120Vなので、日本でも問題なく利用できます。

ただ、電源スイッチはありません。

モーターカバーに錆や塗料剥げがあります。

電源ケーブルも劣化しているので、使用する時はご注意下さい。

メーカー名は記載されていませんが、米国シカゴにあったVidrio Products Corporation社製の「Cadillac：キャデラック」という独特のガラス模様で判別できます。

土台部分が、緑色のウランガラスに茶色のガラスでメノウ風にした珍しい2色のウランガラスです。

同社は1929年に創業し、ビードロ社という社名から分かるように、各種のガラス製品を製造していました。



２）煙草ライター

1930年頃の米国Vidrio Products Corporation社のウランガラス製の煙草ライターです。

高さ約7cm、ほぼ球形です。重さ約450g。

100Vのコンセントにさせば、底の電気ヒーターが赤くなるので、煙草に火を点ける事ができるようです（当方は煙草を吸わないので、試していませんが）。

なお、電源スイッチはありません。

電源ケーブルが劣化しているので、使用する時はご注意下さい。

本体は、緑色のウランガラスに茶色のガラスでメノウ風にした「キャデラック」という名前の珍しい2色のウランガラスです。