石純姫 著 / 逃げる時はかやぶきの家を探せ 北海道で過酷な強制労働に苦しむ朝鮮人たちの合言葉



寿郎社 2017年1刷 定価2200円＋税



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内容（「BOOK」データベースより）

「逃げる時はかやぶきの家を探せ」

これが戦時下の北海道で過酷な強制労働に苦しむ朝鮮人たちの合言葉だった。

アイヌの人々を頼りに逃げ出す朝鮮人。彼らをかくまい続けるアイヌの人々――。

丹念な文献調査とフィールドワーク、聞き取り調査から見えてきた知られざる両者関わり。



アイヌの人々はなぜ自らを危険にさらしても、見ず知らずの朝鮮人を助けるのか。

帝国主義下の先住民・被植民者・マイノリティの間に形成された、多様で重層的な社会の歴史を読み解き、 “近代アイヌ史"“在日コリアンの形成過程の研究"に新たな視点を提示する。