産地、Sapat Gali,パキスタン

ライトグリーンカラーのペリドットの結晶です。

ペリドットはアメリカなど産地は多いものの粒状で産出することが多く結晶標本は意外と珍しいものです。

◼️内部の透明感の良い結晶です。ペリドットの結晶に多い若干表面が溶けたような質感で曇りがある結晶面ですが部分的に光沢感はあります。

ペリドットの結晶は表面や形状が溶けたような磨耗したような風合いが多いのですが、この産地のものも程度の差はありますがそのような感じです。
パキスタンのものは母岩に成長したものがすでにその様な風合いなので、成長中～後に環境的なものでその様になるようです。
ミャンマーなどでも結晶が産出しますが、そちらは漂砂鉱床で採掘されますので磨耗によるものです。
アリゾナ等は結晶ではなくノジュールという粒の集合体のような状態で産出します。

ペリドットという名前は宝石名で、学術的にはオリビン(日本名は、かんらん石)と言います。
さらにかんらん石は成分によって分けられるグループ名で、ペリドットとして通常扱われる黄緑色の殆どは、マグネシウムが豊富な苦土かんらん石です。

引っ越しを気に、コレクション整理のため出品します。 自然のもので、既製品ではありませんのでヒビや汚れやなどもあるであろう事を前提に判断お願いします。細かな部分など気になさる方はご遠慮下さい。

石が好きな方に買って頂けると嬉しいです！

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