紙ジャケット ドニーフリッツ
プローン・トゥ・リーン
DONNIE FRITTS Prone To Lean NACD-3228 紙ジャケ リタ・クーリッジ ダン・ペン クリス・クリストファーソン

ジャケット盤面共に良好です。

ドニーフリッツは、ホワイト・ソウル、南部ロックの名ソングライターとして数多くの傑作を書いてきた男。本作は、ファンの間で「幻のデビュー盤」と騒がれた大傑作盤。
マッスル・ショールズの精鋭、エディ・ヒントン(ギター)、ジェリー・マギー(ギター)、バリー・ベケット(ピアノ)、スプーナー・オールダム(ヴァイヴ)、その他を従えての豪華録音。バックグラウンド・ヴォーカルにも目が離せない。リタ・クーリッジ、ダン・ペン、クリス・クリストファーソンなどが参加。“アメリカン南部ロックの真髄、ここにあり！といっても大袈裟でない素晴らしいアナログ盤の紙ジャケットでの初CD化。1974年アトランティック作品。～
■Three Hundred Pounds Of Hongry
典型的なソウル・バラード。あくまでも男臭さが売り物の作品。ブラス・セクションがたまらない味わいを醸し出している。
■When We’re On The Road
孤独のツアーを続けるミュージシャンの哀愁をうたった作品。「カントリー・ソウル」といった趣が漂う傑作。
■Sumpin’ Funky Going On
ドニー・フリッツ流ファンク作品。スワンプ・ロックの名人の親友トニー・ジョー・ホワイトとの共作。汗臭さが匂う男のナンバー。
■Rainbow Road
良き友人、ダン・ペンとの共作。枯れたヴォーカルが心に染みる傑作。

1942年、アラバマ・フローレンス生まれ。黒人歌手のアーサー・アレキサンダーの影響を受け、ミュージシャンを目指す。フェイム・スタジオに出入りするようになり、詞の才能を買われ、最初にダン・ペンのために詞を書いたと言う。ナッシュヴィルに赴き、キーボード奏者として活躍の傍ら、ダン・ペン、デルバート・マクリントン、エディ・ヒントン、トニー・ジョー・ホワイトなどとコンビを組み、数多の詞を書き、ヒット曲を連発した。クリス・クリストファーソンのバンドにキーボードで参加したこともあった。

解説:鈴木カツ
NACD3228
2005年9月7日発売
税込定価2,860円