2021年は伝教大師最澄(767～822)の1200年の大遠忌です。
最澄は、平等思想を説いた「法華経」に心惹かれ、この教えを礎とする天台宗を日本でひろめました。　
本展では、比叡山延暦寺における日本天台宗の開宗から、東叡山寛永寺を創建して太平の世を支えた江戸時代に至るまでの天台宗の歴史を紹介します。
秘仏をはじめ、天台の名宝が集う貴重な機会です。

第1章　最澄と天台宗の始まり　～祖師ゆかりの名宝～

第2章　教えのつらなり　～最澄の弟子たち～

第3章　全国への広まり　～各地に伝わる天台の至宝～

第4章　信仰の高まり　～天台美術の精華～

第5章　数学の深まり　～天台思想が生んだ多様な文化～

第6章　現代へのつながり　～江戸時代の天台宗～