《ジョニー&サム・シリーズ》第ニ弾（？）❣️

「ゴースト・タウンの謎」
　訳者: 小西 宏

　星占いで長旅が吉と出、はるばるカリフォルニアまでやってきたボディ・ビルのパンフレット売りジョニーと、その生きた商品見本のサム。
　だが、車がガソリン切れとなるなり、あとは不運の坂道を真っ逆さま。
　死体は押しつけられるわ、銀の廃坑をめぐる暗闘の中に放り込まれるわ……
　たびかさなる窮地を機知と腕っぷしで切り抜けていく、迷コンビの奮戦また奮戦！　

　粋なユーモア探偵小説❣️

　『コルト拳銃の謎』に比べて“諧謔味”には冴えが♪
　この軽さこそこの“ジョニー＆サム”シリーズの肝なのですが・・果たして♪
　
　車をかっぱらい、騙しとり、小悪事の限りつくし、あの広いアメリカを駆け回る“ロード・ムービー”
　挙句、たどり着いた元銀鉱の廃坑の中でのドタバタの活劇は・・
　“一攫千金”の見果てぬ夢を見続ける彼らの運命とは？・・
　とまあ“トーキー映画”の活弁士の気持ちになります♪

　カバーにスレ、汚れがあります♪
本自体にも経年劣化の焼け、シール貼りがありますが、古書レベルとしての本の状態は概ね相当かと♪