YUKINO様専用ですので、他の方はご遠慮願います。



サフィレット（Saphiret）という、角度によって青色・緑色・茶色にも見えるという不思議なガラスがあると聞き、骨董商から研究用に1個、ペンダント・トップを買いましたが、もう不要になったので、半額で手放します。

サフィレットの大きさは、縦18mm、横13mmと大粒で、ルーペで調べた限りでは目立つ傷は無いようです。石の表側はカボション（ドーム型）ですが、裏側は多面体に加工されていて反射効果を計算したのでしょう。その周りをラインストーンで囲んでいます。ペンダント全体の大きさは縦23mm、横15mmで、刻印はありませんがシルバーの裏板で覆われています。

この品は紫外線で蛍光を出しませんが、透かしてみると、地色は青色で、通常、青色は銅で着色します。反射光が色々に変化するのは、金（ゴールド）の微粒子による反射を利用したもので、いわゆる金赤ガラスの一種です。この品は、ボヘミアの有名なガラスの街Gablonz(現在のチェコ国のヤブロネッツ)で1850年頃に発明され、1900年頃まで作られたサフィレットと判断されます。

なお、チェーン（長さ38cm）は、手元にあった古いものですが、シルバーではありません。