「家族シネマ」柳美里　講談社
1997年1月初版第1刷
定価：¥1,200（税別、発売当時）
第116回芥川賞受賞作の初版サイン＋落款本です。
カバー・本体の背上部に押されて潰れた跡がありますが、その他には特に傷や汚れ等は無く、経年を考えると良好な状態だと思います。

日本文芸界最強最大の新人が放つ本格純文学。
こなごなに砕け散ったメンバーがつくろうかりそめの家族の映像。家族を演出することが家族なのか。現代の孤独な人々の喧騒を鋭い文体で描ききる問題作。

著者について
1968年神奈川県生まれ。横浜共立学園高等学部中退後、東京キッドブラザーズを経て、劇団「青春五月党」を結成。’93年、「魚の祭」で岸田國士戯曲賞を受賞する。’96年、最初の小説集『フルハウス』で泉鏡花文学賞、野間文芸新人賞をダブル受賞、’97年、「家族シネマ」で芥川賞を受賞した。著書は、『ゴールドラッシュ』『タイル』などの小説のほか、『家族の標本』『水辺のゆりかご』などのエッセイもある。

#柳美里 #柳_美里 #本 #日本文学／小説・物語