昭和24年組を代表する萩尾望都と竹宮恵子が、一時、大泉で共同生活をしながら作品を描いていたことは漫画史に詳しい人ならば、知らない人はいないでしょう。そして、二人の間に決別があり、その共同生活が２年余りで崩壊したことも。この時に何があったのか。それを初めて、萩尾望都が当時を振り返りながら書いたのが本書です。衝撃を持って受け止めたファンも多いこの本ですが、萩尾氏のとても率直な文章に打たれます。萩尾や竹宮ファンのみならず、少女漫画史に関心のある人にとっては、必読の一冊と言っていいでしょう。さらに「トーマの心臓」のネームとか、萩尾がイギリス滞在中に書いたという「ハワードさんの新聞広告」と言う作品なども収録されています。



2021年の初版です。



ほぼ新刊の状態で、帯もそのままで、どこにも傷や汚れや書き込みはありません。表紙カヴァーは、透明プラスチックに包まれて保護されています。写真でご確認ください。



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