こちらは、 ブルース、 ジャズ、 ワークソングなど、

アメリカの黒人音楽のルーツを解明した、

"黒人研究学会"所属の國友淑弘さんによる

" 黒人霊歌の即興性：

Slave Songs of the United States (1867)を

基に" です。





菊地成孔さん、 大谷能生さんの著作

"東京大学のアルバート・アイラー"や、

その中で紹介されている、 山下邦彦さんや

濱瀬元彦さんの "ブルー・ノートと調性"など、



ジャズやブルース、ゴスペルの起源や、

アドリブで使われる ブルーノートの研究は、

現在も世界中で続けられていますが、



こちらの本では、その最新の研究を反映しつつ、

和声学、 民俗学、 歴史学など複数の観点から

ブルースやゴスペルの誕生を解き明かしていきます。





特に、その最新のブルーノート発生論や、

アフリカ人とスペイン人のリズムが

西インド諸島で激突し、 ラグタイムやルンバ、

そしてジャズの原型となっていく記述には

感動すら覚えるほど。



著者である国友さんは、

ゴスペルミュージックの指導者かつ研究者で、

本国アメリカの ゴスペルの歴史について

いくつもの論文を上梓しており、

この本は、その研究の最新の集大成として

まとめ上げられたものです。





メルカリ内での出品は初だと思われます。

画像の通りあとがき部分のページに

ほんの僅かな破れこそございますが、

非常に内容のある、素晴らしい貴重な書籍です。



ぜひこの希少な機会を逃すことなく、

この最新研究による大きな成果を

ご自身の目でご確認いただけますと幸いです。

何とぞよろしくお願いいたします。