万物を駆動する四つの法則：科学の基本、熱力学を究める

ピーター・アトキンス　Atkins Peter William、斉藤隆央

1600

温度の本質とは。永久機関はなぜありえないのか。エントロピーとは何か…こんな疑問を扱う熱力学には、実はあらゆる変化の本質が凝縮されている。名作『ガリレオの指』『エントロピーと秩序』の名匠アトキンスが贈る、珠玉のポピュラー・サイエンス。

第０法則　温度の概念（「系」とそのふたつの特性；「平衡」という概念と温度

第１法則　エネルギーの保存（エネルギーと仕事；内部エネルギー

第２法則　エントロピーは増大する（熱力学第２法則の重要性；第２法則のふたつの表現

自由エネルギー　どれだけ仕事に使えるか（仕事にかんする熱力学的特性はないのか？；ヘルムホルツ・エネルギー

第３法則　ゼロには到達できない（第３法則の意義；有限のはしごを使っても、無限には到達できない



ガリレオの指 現代科学を動かす10大理論

斉藤隆央、ピーター・アトキンス

2800

ガリレオの指さす方向へ進んだ科学が到達した高み。そこから見渡される１０の主要な科学理論をセレクトし解説する、『エントロピーと秩序』の名匠アトキンス渾身の１冊

進化―複雑さの出現

ＤＮＡ―生物学の合理化

エネルギー―収支勘定の通貨

エントロピー―変化の原動力

原子―物質の還元

対称性―美の定量化

量子―理解の単純化

宇宙論―広がりゆく現実

時空―活動の場

算術―理性の限界



アトキンス　物理化学の基礎

ピーター・Ｗ．アトキンス、千原秀昭

3740

図がきれいだしかんどころ(内部エネルギとエンタルピとの区別とか)をきちんと押えた説明をしてくれるし物理化学の教科書としては1/2を争ういい本です

物理化学要論との違い：量子化学(たとえばシュレディンガー方程式とか)が登場しません。物性(特に固体と液体、もっと言えば溶液)と熱化学の分野についてはあまり違わない

原子の内部

化合物の内部

分子を調べる−構造の決定法

自由な粒子−気体の性質

固体の内部

物の状態変化

混合物中の物

溶液中のイオン

状態変化にともなうエネルギー−熱化学

化学反応の平衡

自然に起こる変化の方向−熱力学の第二法則

イオンを含む平衡

化学エネルギーと電気エネルギー−電気化学

化学変化の速さ91967



#理数系本