「ひこうき雲」は73年にリリース された荒井由実（松任谷由実）のデビュー・アルバム。デビュー・シングル「返事はいらない」は300枚しか売れなかったため「幻のデビュー・シングル」とも呼ばれており、荒井の名を広く知らしめたのは後者の2曲となる。フォーク全盛の当時において、プロコル・ハルムやミッシェル・ポルナレフの影響を受けたとされる荒井の作品は、衝撃を持って受け止められた。バック・バンドを務めたキャラメル・ママ（のちのティン・パン・アレー）は、後に夫となる松任谷正隆がキーボード奏者として参加しているほか、細野晴臣（ベース）、鈴木茂（ギター）、林立夫（ドラム）という、当時の日本を代表するミュージシャンで構成されている。ジャケットデザインは、教会音楽を多く扱う名門古楽レーベル『アルヒーフ』のジャケットを模したものと言われており、ユーミンの希望によるとされる。ブックレットのイラストはユーミン自身が手がけ、少女から大人への変化を綴った「誕生日」という詩が収められている。デビュー・シングル「返事はいらない（album version）」、本曲のB面曲「空と海の輝きに向けて（album version）」、2枚目のシングル「きっと言える」、本曲のB面曲「ひこうき雲」の他、「ベルベット・コースター」、「雨の街を」を含む全11曲。オリコン最高順位9位。76年度オリコン年間アルバムチャート11位。

シミ（写真16）がありますが、全体に目立った傷や汚れはなくお勧めです。盤面の状態も良く視聴に問題ありません。

※経年によるシミがジャケット裏の帯にややあります。当時のレコードにしてはジャケット、ライナー、盤ともに良好です。

※貴重なチラシ付きとなります。

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