シャガールのリトグラフ「エルサレム・ウインドウズ ・ベンジャミン族 」です。画廊から購入して専用函に入れたまま保管、未使用品ですが、額縁の隅に少し擦れが見られます。

寸法：額縁41×52.5×2cm㎝、作品29.5×21㎝

「エレサレム・ウィンドウズ」は画廊で８万円～５万円で販売されています。

「エレサレム・ウィンドウズ」はイスラエルの首都、エルサレムの西「ユダヤの丘」と呼ばれる丘の頂上に1959年「ユダヤ教の教会シナゴーク」が建設されることになり、シャガールは教会からステンドグラス制作の依頼を受けて、旧約聖書に登場するヤコブの12人の子供を子孫である12支族をテーマにした12枚のステンドグラスを製作しました。

「ベンジャミン族」は12支族の一氏族です。

ユダヤ教は偶像崇拝を禁止しているため、人物は描かれておらず、動物が表徴として描かれています。



マルク・シャガール（1887-1985）

1887年ロシア生まれのユダヤ人（後にフランス国籍を取得）、

シャガールの作品は愛と祈りを主題とする幻想的な風景や花々、動物、抱擁する恋人たちなどが描かれており、「愛の画家」と呼ばれています。

1973年に完成したパリオペラ座の天井画はシャガールの作品です。