昭和40年代から、長い間、幼稚園の子どもたちが座ってきた、園児用のパイプイスです。

長く使われた後、しばらく、使われないまま保管されていたので、背もたれやシートは、かなり傷んでいました。

50年前のイスですが、そこは、保育・教育関係の品物なので、厳しい基準でしっかりと作られています。
アイアンのフレームのパイプは、塗装が剥げて、サビも出ていますが、まだまだ、しっかりとしています。（大人が腰掛けても大丈夫です）

でも、合板で作られた、シートや背もたれは、ボロボロでした。
比較的、傷みが少ない背もたれは、そのままにして、シートは、古材でリメイクしました。

古材は、日本酒の一升瓶を運搬するために作られた、木のケースの板を再利用しています。

板には、「賀茂鶴」と、お酒の名前がプリントされています。
創業150年を超える、広島県の酒造メーカー「賀茂鶴酒造株式会社」さんの吟醸酒の名前です。

▶サイズ（多少の誤差はご理解ください）
高さ　480㍉
幅　655㍉
奥行き　310㍉
シートの高さ　300㍉
シートのサイズ　655㍉×240㍉

▶使用上、問題はないのですが、気になるところ

・シートは、古材で作ったものですので、釘穴の跡があったり、欠けや凹みなどもあります。背もたれは、元々の背もたれの傷んだ部分やササクレなどを取り除きました。背もたれもシートも、古いものですが、角やササクレなどは、ヤスリがけしております。

・鉄のフレームは、当時の古いものです。ペンキの剥がれ、サビ、ゴムキャップのキズ、ちょっとした歪みなどが、所々に見られます。しかしフレーム自体は、しっかりしていて、問題はありません。

▶︎ひつじ屋の商品は、昭和やそれ以前の古いものです。長く使用されてきたものがほとんどですが、使用されずに、長く眠っていたものもあります。
長年、使用されてきたものにはもちろん、使用されずに保管されていたものにも、スリキズ、くすみ、変色などがある場合がありますが、古いものの味わいとして、ご理解ください。