Xoticは日本人ビルダーであるHiro MiuraさんがLAで興したブランドです。

国内では高橋佳輝さん、indigo jam unitのBJさん、森岡克司さんをはじめ、国外に目を向けるとChuck Rainey、Rhonda Smith、Travis Carltonなど多くの有名ミュージシャンが愛用しています。

XJ COREはよりアメリカンなニュアンスを採り入れた新シリーズです。
XJ-1Tは製材から組み込みまで全ての作業が日本で行われていますが、Coreシリーズはアメリカにて製材、成形、ロッド仕込みなどが行われ、日本では塗装と組み込みを行っています。

元々の開発はXotic USAから始まり、製作にはTravis Carltonの協力があったそうです。

こちらは2024年のサウンドメッセにて展示されていた、いわゆるショウモデルです。

スペックとしてはアッシュボディ、メイプル指板、メイプルネック、リンディフレーリンPUとトラッドな志向。

塗装はXJ-1Tと同じ工法ですが、本モデルの塗装は導管まで透けそうなほどに薄く感じます。
これはラッカーフィニッシュであると同時に、おなじみのマルチレイヤーフィニッシュではないことが理由になっているのかもしれません。

ネックはグロスで仕上げられており、これはオプションとして用意されており、カスタムオーダーされたものであることがわかります。

シンプルで繊細、表現力の豊かさを持つモダンと伝統の調和をテーマにしたモデルとのことですが、まさにその通り。
実際に弾くと微細な弦の動きをシンプルにサウンドに反映させられているように感じます。

エキゾチックの大きな強みである優れたプリアンプをあえて排したパッシブモデルとしてデザインされたことも、この点を踏まえると納得感があります。

特別な1本をこの機会にぜひ。

こちらはアウトレット商品です。
ピックガードにスクラッチ傷があり、ピックアップの間に小さな打痕があります。
おそらくイベントで展示されていた時についた傷だと思われます。

付属品 ：オリジナルソフトケース

文章：嵯峨駿介

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