神奈川県相模原市を拠点に作陶する、陶芸家・山田隆太郎さんの約八寸の『粉引皿』です。



無地の粉引の器には定評のある山田さんならではの柔らかなテクスチャーが感じられる仕上がりで、見込みの灰被りや目跡や口縁の土見えがアクセントになっています。

粉引のクリーム色がベースで、その上に薄くピンクがほんのり織り重なり美しいハーモニーを醸し出しています。

山田さんの器は高台が高めなので使いやすく、料理を引き立ててくれます。カレーや生姜焼きなど普段使いに適した大きさです。



山田さんは陶芸家の故・青木亮が残した薪窯／作業場を受け継ぎ作陶しており、薪窯と灯油窯を使い分けながら粉引や刷毛目、黒釉や焼き締めなど力強さのある形の中に繊細さも持ち合わせた独自の作品群が人気の作家さんです。村上隆さんのギャラリー・カイカイキキや、川越のうつわノートなど様々な場所で個展をされています。



埼玉県川越市の工芸ギャラリー「うつわノート」で山田さんの個展の際に購入。

大きさは、径23.2cm×高さ（深さ）4cm。



元よりヒビや欠けなどはありませんが、山田さんの器ならではの味わいがありますのでそのへんご理解いただけますようお願い申し上げます。



小嶋亜創 森岡成好 村田森 西川聡 三苫修 村木雄児