ブラームス

①チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 作品38

②チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 作品99



マリオ・ブルネロ(チェロ)

アンドレア・ルケシーニ(ピアノ)

録音:1999年10月シエナ、イタリア



世界のファンを魅了し続けてきたチェロ界の若き巨匠マリオ・ブルネロは、最も芸術的な演奏をするチェリストとして絶賛されています。ブラームスのチェロ・ソナタといえば、古くはフルニエ／バックハウス盤、新しいもの(といっても30年以上前)では、ロストロポーヴィチ／ゼルキン盤が決定盤として親しまれてきましたが、新時代をリードする名盤はこのブルネロ盤です。フルニエの気品とロストロポーヴィチの濃厚さを合わせ持つ音楽的センス抜群の演奏です。録音も素晴らしいです。



1960年生まれのブルネロは、重厚でロマンティックなブラームスのチェロ・ソナタから、フレッシュでのびやかな響きを引き出しています。各楽章ごとに、譜面をしっかりと読み込んだ性格づけが行われているのもお見事。ルケシーニのクリアなタッチも聴きもの。とにかく音楽的センスの良さを感じます。



フルニエ＝バックハウス盤以来の決定的名盤！ ブラームスの浪漫的な旋律はひっきりなしに揺れ動くところがあって、室内/器楽曲では落着き無く感じられてしまう部分がある。しかしそれをブルネロはフルニエに負けない品ある唄い廻しで、リズムの骨格もしっかりと保ちながら、濃厚というより豊かな音楽を響かせる。



ブルネロのチェロは伸びのある素晴らしい音がします。思い切り歌いながらも粘ったりせず、ブラームスらしい情感と節度のバランスを取りながらこの2曲を描ききって見せています。その意味では確かにフルニエ＆バックハウス以来の名演かもしれません。



国内盤【廃盤】帯無し、盤面傷無し
開封済みですが新品に近い美品です　15



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