※喜怒哀楽の情感があるかのように違う表情を浮かべます。

※アイカイと呼ばれた理由は諸説あり、南部では男の子をアイカイ、アイバオと呼ぶことが由来したという説、他は、ある人物が夢の中で自身をアイカイと名乗ったという説などがあります。一部地区ではアイカイだと少し強い口調になる為、祖父を意味する『ターカイ』と読んだりもします。

今回はアイカイで高名なチェディ寺院より参拝拝借した2003年発行の『アイカイ』です。

少年アイカイの精霊が宿るチェディ寺院は
商売・ビジネスの成功などお金に纏わるご利益を祈願する寺院であり、お金に纏わることであればどんな願い事でも叶えてくれると評判のパワースポットです。

そのアイカイは海水を真水に変えた、タイ仏教界のカリスマ『ルアンポートゥアド師』の弟子で、10 歳前後の少年だったことが分かっています。
　
そんな彼は故郷に戻りたくても、寺院の修行がある為に戻れず、大きな葛藤を抱えたまま溺死してしまった目に悲しみを浮かべる少年でもありました。

その彼が在籍していたチェディ寺院は、1000年以上前に建てられた古参寺院です。アイカイの師匠『ルアンポートゥアド師』の指示により、当寺院の財宝をアイカイに管理させようとしたことがきっかけで、アイカイはこの土地に居着くようになったと言われています。

アイカイは超自然的な存在として、タイで最も崇高されている精霊です。
財宝を管理、所有したアイカイを信仰することで所有者へ多大なる幸運と金運が齎されると誉高い御神体であり、当寺院にはアイカイが愛した爆竹、鶏、軍服がお供えされることが多いと言われています。

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