佐藤忠三は庄内藩校・旧致道館のあった鶴岡市宝町の旧家の二男として明治31年に生まれた。

日本剣道形（かた）は各流派の極意をまとめて大正元年に制定されたものであるが、昭和８年に増補加注され日本剣道形として姿を整え、形の意味を解説されたのである。その事業をやり遂げたのが佐藤忠三で、剣聖の名を高めたのである。

また、後輩の指導に熱心で、最高位の範士の称号を受けている方々の大半が佐藤忠三の薫陶を受けたと言っても過言ではない。

戦後、剣道は一時禁止されたが、昭和28年に復興すると共に、請われて仙台市の東北管区警察学校に就職し、以後20余年、範士９段という位置にあって、東北・北海道の地に剣道を興隆した。 　次に佐藤忠三の逸話を少し紹介します。

▽「洋服を着ない和服の剣道家」佐藤忠三は、生涯を通じて、、

▽「走ることのない先生」武道専門学校は学生を連れて武者修行に出る。その折、汽車に遅れそうになっても悠々と歩いていたという。学生がにわか雨の中走って

▽「物を持つのが嫌い」戦後住み慣れた京都から鶴岡に帰る時、見送りにきた剣道の友人が「奥さんは背中一杯に荷物を担いでおられるのに、、

▽「夜中の素振り」毎日の血のにじむような荒稽古が終わって、ようやく人の寝静まるころ、暗闇の道場に唯一人、素っ裸で素振りをやる学生がいた。これが後、、

「洋服を着ない和服の剣道家」佐藤忠三は、生涯を通じて洋服を着ることがなかった、、

「走ることのない先生」武道専門学校は学生を連れて武者修行に出る。その折、汽車に遅れそうになっても悠々と歩いていたという。学生がにわか雨の中走って行くと、、、

「夜中の素振り」毎日の血のにじむような荒稽古が終わって、ようやく人の寝静まるころ、暗闇の道場に唯一人、素っ裸で素振りをやる学生がいた。これが後の、、
などなど、、とても深い内容です。昭和62年発行と古い本になりますが、是非