D'mark Guitarsは1998年から続くブラジルのギターブランドです。
南米を中心にその実力は高く評価され、近年は欧米にもその名は轟いています。

本モデルはGIBからのオーダーによって日本のために特別に組み上げられた、MASTER SERIESのOMEGAです。（そのため、ヘッドの裏には”Custom Built For Japan Only”の文字が刻まれます。）

森林資源が豊富なブラジルらしく、上質な木材を自在に組み合わせて美しいベースとして仕上げられています。

ボディトップには美しいExotic Burl Buckeyを採用。
超S級のグレードです。

バック及びコアは複雑な構成ですが、ブラジリアンマホガニーとブラジリアンシダーを主に使用しています。

ネックはメイプルとムイラカチアラという木材の3Pです。
ムイラカチアラは聞きなれない木材ですが、中南米を原産とした木材で、非常に硬質です。
そのため、家具やフローリングの他、ナイフや銃の素材としても重宝されています。

指板にはメイプルを採用しています。

ピックアップおよびプリアンプはオリジナル。
3バンドEQを搭載し、コントロールはボリューム、バランサー、トレブル、ミドル、ベース、プリアンプバイパスsw、ミドルフリーケンシー切り替えsw。

スムースな弾き心地が特徴的で、そうした点を含むプレイヤビリティは特別なクオリティを持ちます。
スルーネックらしく静かに遠くまで響くようなサウンドは美しく、雄弁。

ローB弦からG弦までシームレスにつながるようなニュアンスがあり、プレイヤーの音楽的な感性を余すことなく表現します。

比較的ソリッドでシャープな音ですね。
JBっぽさも感じられると思います。

南米の楽器はクオリティが高く個性的ではあるものの、あまりにもユニークなものが多く、北米のスタイルがメインのエレキベースにおいては難しさを感じさせるブランドが多くありました。

しかし、近年評価を高める本ブランドは北米のスタイルをミックスしており、より親しみを感じる仕上がりです。

スルーネックの流行は落ち着いてしまったところもありますが、再度そのスタイルについて見直すきっかけになりそうな逸品です。
良い意味での驚きがあると思いますので、ぜひお試しいただければと思います。

●SPECS

NECK : 3 PIECE, HARD MAPLE / MUIRACATIARA / HARD MAPLE
TOP : Exotic Burl Buckey
BOD : BRAZILIAN MAHOGANY (SWIETENIA MACROPHYLLA) WINGS, BRAZILIAN PREMIUM CEDAR MIDDLE BLOCK
FINGERBOARD : HARD MAPLE 24F
SCALE LENGTH : 34”
FINGERBOARD RADIUS : 22”
INLAYS : ABALONE DOTS
FRET : ALPACA JUMBO
FINISH : GLOSS
MACHINE HEADS : GOTOH GB 707
BRIDGE : BB405
NUT MATERIAL : BRASS
HARDWARE COLOR : BLACK
PICKUPS : D’MARK SN510 IGA (INDIVIDUAL GAIN ADJUSTMENT)
PREAMP : D’MARK CUSTOM 3-BAND
FACTORY TUNING : G D A E B
STRING GAUGE : .045 .065 .080 .100 .130
STRING SPACING (NUT) : 9 mm
STRING SPACING (BRIDGE) : 19 mm
NUT WIDTH : 46.5 mm
24F WIDTH : 77 mm
1F THICKNESS : 22 mm
12F THICKNESS : 24 mm

付属品 ：オリジナルギグバッグ

文章：嵯峨駿介

検品担当 : 岩井

メーカー保証付き

頑丈な段ボール箱で発送します。